学生時代について
アルバイトでお金を貯め、課外活動の一環としてグアムで行われた「ブライダル研修」に参加しました。模擬挙式を実際に企画、実行し、知見をレポートにまとめ、自分たちの考えるウェディングプランをブラッシュアップさせたうえで、ブライダル業界の企業に提案するというプログラムでした。予算、人員、サービス内容、そして差別化、付加価値化など、サービス業、接客業の核心に触れた経験が、今の仕事へと結びついています。
人が好き、人と関わることが好き。だからブライダル業界や、ホテルのコンシェルジュに憧れを抱いていました。そんなある日、エステ業界にもコンシェルジュという職種があること、ミス・パリ・グループにそれがあることを知りました。そこで会社を訪れ、お話を聞くと、お客様によっては週に2回、十数年にわたり通ってくださる方もいらっしゃる、とのこと。これほど長期にわたり、お客様と関係を築いていける接客業はほかにないと思った私は、迷うことなく入社を決意。充実した研修期間を経て、晴れてコンシェルジュとしてデビューしました。しかし、いきなり現実の厳しさに直面することに。コンシェルジュが配属されるのは大型店舗のみ。私が在籍する横浜店も、来店者数はひと月に延べ1,500名を優に超え、お客様からの電話対応やお出迎え、一人ひとりのお客様の要望に応じた提案からサロンの運営など、複数の仕事を同時にこなす働きが求められました。しかし、私は気持ちも頭もすぐに切り替えることができず、思う通りの接客ができないまま、すっかり自信を失ってしまいました。
一人前には程遠い新人に、指導役の先輩がかけてくれた言葉は、その後の私を大きく変えました。「女優になったつもりでコンシェルジュという役を全うしなさい。お客様の言動の裏には何が隠されているのか。スタッフは今、何を求めているのか。相手の本心を探り、行動するのよ!」。私に足りなかった“プロのコンシェルジュ”としての意識が芽生えてから、私の視野は広がり、対応力が増しました。コンシェルジュの仕事は、新規カウンセリングを通じてお客様の信頼を勝ち取り、入会へと繋げていくこと。そして聞き出した不安や悩みをビューティプロフェッショナルたちと共有し、リーダーシップを発揮しながらお客様が求める以上の結果を出していくことが求められる。つまり、サロンの経営はコンシェルジュの双肩にかかっているのです。現在は大手百貨店と共同企画を実施するなど、新規顧客開拓にも取り組みながら、自社のファンを増やしていくためにも、まずは数字で結果を出し、さらに強い組織へと導ける人材を目指していきます。
アルバイトでお金を貯め、課外活動の一環としてグアムで行われた「ブライダル研修」に参加しました。模擬挙式を実際に企画、実行し、知見をレポートにまとめ、自分たちの考えるウェディングプランをブラッシュアップさせたうえで、ブライダル業界の企業に提案するというプログラムでした。予算、人員、サービス内容、そして差別化、付加価値化など、サービス業、接客業の核心に触れた経験が、今の仕事へと結びついています。